装光妖精ソルライト敗北if 2VS河童

  最近、池に住んでるという河童が悪さをしているという。

 そんな噂を聞きつけて河童を退治しにきた正義戦士・装光妖精ソルライトは今。


「んんぅぅぅ!」

「ひゃははは!! いいぞいいぞその調子」


 目隠しをされ、木の間にくくりつけられた瘤付きの縄を、股に挟んで歩かされていた。

 そんなゲームを強制しているのは、噂の河童だった。

 頭に皿はついているが身体は人間の少女のものに近い。

 河童は卑怯にもその場にいた子供たちを人質にとり、瘤縄を渡り切った後に戦って勝てばという条件を提示してきた。

 ソルライトはその条件を飲み、今瘤縄というコースラインを股間に挟んでわたり続けている。


「くぅぅ……渡りきって、みんなを、助けないと……! はぁぁうう!!」


 河童が時折、瘤の部分とソルライトの股間が重なった時を見計らって縄を持ち上げる。

 その度にソルライトの口から甲高い嬌声が漏れだす。


「ソルライト!」「負けないで!」

「みんな……ありがとう! わたしまけにゃああああ!!」


 お決まりの言葉が気に食わなかったのか、河童はさらに持ち上げの勢いを増し、より瘤がソルライトに食い込んだ。

 それでもソルライトは子供たちを助けるため、前に進む。

 そして、ようやく、端に辿り着いた。


「お疲れさん。じゃあ、戦ってあげるよ」

「はぁ……はぁ……勝てばみんなを解放して……」

「勝てればね」



 河童によって目隠しや瘤縄が外される。

 そしてソルライトと河童は戦うために向かいあった。

 


 闘いが始まってしばらくの沈黙。

 先に仕掛けたのは河童だった。


「そぉら!」

「くぅ!」


 拳の攻撃。それは後方に跳んだソルライトによって躱される。

 しかし河童の狙いはそこではなかった。

 さらに踏み込み、剛脚が、ソルライトの股間にめりこんだ。


「あがああああああ!?」


 金的を食らって股間を抑えるソルライト。

 そんな隙だらけの動作を晒したソルライトを、河童がタックルで押し倒した。


「あぐ!!」


 さらに間髪入れずに河童がソルライトの足首を掴み、その間に自分の足を入れる。

 そして、ソルライトの股間に自分の足先をあてがい、振動させた。


「ふああああ!?」


 いわゆる電気あんまと呼ばれる代物。

 激しい振動によって与えられる激感はシンプルに効果的だった。


「そんな、ソルライト」「ソルライト、負けちゃうの……?」


 人質の子供たちが口々に不安を述べる。

 彼らを安心させたいソルライトだが、河童の攻撃から脱出することができない。

 河童はまた、攻撃もとい辱めを次の段階に移した。


「ひょい」

「うわぁっ!? くぅぅ……」


 河童はソルライトを小脇に抱えた。

 それは大人が子供にするような体勢だった。

 さらに。


 ぱぁぁぁん!!


「はひぃぃぃぃ!?」


 強烈な平手が、ソルライトの小ぶりなお尻を叩いた。

 河童が叩いたのだ。さらに平手が叩きつけられる。


「かはあああああ!!」


 強烈な衝撃が与えられる度、肺から漏れた空気が悲鳴となってソルライトの口を飛び出す。

 平手がさらにもう一度、二度、三度。何度でもおしおきのようにお尻叩きが続いた。


「はぎぃぃぃ! ひぎぃぃぃ! あぎぃぃぃぃ!」

「ソルライト、お尻叩きされてる……」「もう勝てないよあれ……」


 強くかっこいい正義のヒーロー。

 子供たちが抱いていた幻想が、今子供のようにお尻叩きされているソルライトによって崩されていく。

 


 ぱぁぁぁあああん!!


 ひと際強い平手打ちの音が響いた。

 じょろじょろろろろ。

 ソルライトの股間から、黄金水が漏れだした。


「ああ、みないで、みないれぇ……」

「お漏らししてる……」「かっこ悪い……」


 純粋な子供たちから投げかけられる嫌悪と侮蔑の言葉がソルライトの心をナイフのように深く抉る。

 傷つけられたソルライトの瞳から、ボロボロと涙が零れ落ちる。


「ひゃはは、いいもん見れたし、トドメといくかな」

「ひっ! な、なにするの?」

「尻子玉って知ってる? まぁ、ケツにあるんだけど、それを引っこ抜くと、元気がごっそりなくなって無気力人間になっちゃうんだ」

「ま、まさか……」

「まさかでもなんでもなく、それをあんたのケツから引っこ抜くんだよ」

「やだ! やめて、やめてぇぇ!」


 駄々をこねる小さな子供のようにじたばたともがくソルライト。

 そこに今まであった正義の戦士・ヒーローとしてのかっこよさは微塵もなかった。

 怯える子供の尻に、河童の魔の手が入り込む。


「あぐ!! あ、ああああ……」


 恐怖がソルライトを覆い、歯がガチガチと震えだす。


「どこかなー」

「ひっ……ひぃぃぃ」


 尻穴に河童の腕という異物を挿入されらながら、ソルライトはただただ恐怖し、また小便さえ垂れ流した。


「おっ、あった」


 絶望を、河童が口にした。


「まっ……」

「そりゃあ!」

「あぎゃああああああああああ!!」


 ずるずるずると、ソルライトのお尻から、オレンジ色に光輝く珠が抜き出された。

 ビクビクビクとソルライトの身体は河童の腕の中で痙攣し、ぶしゃあああと絶頂汁と黄金水をぶちまけた。

 もはやソルライトの目に生気はなく、正義の妖精は守るべき子供たちの前で完全なる失禁絶頂敗北を晒すのだった。


「楽しかったな。じゃ、約束は約束だ。あたしに勝てなかったから、ガキどもの尻子玉も抜くよ」


 河童の言葉はもう、正義の妖精だったものには聞こえていない。

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