降神姫アグニ12話 アリクイ
「み……なも?」
同じようにみなもも拘束されているようだ。
「む、起きたようですな」
「なに、これならろくに抵抗もできますまい」
下卑た視線を降神姫たちに送るのは、アリクイのような魔物。
「あぅっ!?」
胸の突起の方にはなびは刺激を感じた。
視線をそちらに映すと、そこには小さなアリの姿。
「ひっ!?」
乳首のものだけではない。
はなびの体にまばらに生きたままアリが這っていたのだ。
「あんたたちは……」
「おや、女体が喋りましたな」
「こちらの女体は気が強いですな」
「こちらのって……、あんたたちみなもに、ひぃん!?」
言葉を遮るように、アリクイがはなびの体についたアリを舐めとり捕食した。
「んー、これこれ。女の液のついたアリはたまりませんなぁ」
「特にそれが降神姫の魔力つきともなれば文句の言いようもありますまい」
「ふっくぅぅ!?」
「こちらの娘は無表情ながら感度良好。ギャップというやつですかな」
はなびの隣で、みなもも同じようにアリを身体に這わされそれをアリクイの長い舌で舐め取られている。
「この、みなもに、手をっ! はぅ!!」
「はな……び。はなびに手を出さないで……」
「うーん、麗しい友情ですな。まぁ、我々はどちらも手を出すんですがね」
はははははは、と下品なアリクイ魔物たちの笑いがあたりに響く。
不意打ちで降神姫たちを気絶させたことでいい気になったアリクイ魔物たちは、あろうことかその体でアリの女体盛りパーティを開いていたのだ。
アリが這うもぞもぞとした感覚。アリクイの唾液まみれの舌に舐めとられる感覚。そのどれもがはなびとみなもの嫌悪感を煽った。
「さて、そろそろメインディッシュといきますかな」
「やはり、あれですな」
アリクイたちが指でアリをつまんで配置したのは、はなびとみなもの股間。その陰核。
落とされたアリは、かぷりとその陰核にかみついた。
「くひぃぃぃぃぃぃ!?」
「っ~~~~~~!!」
少女降神姫たちは同時に悲鳴を上げる。
そして、その悲鳴を肴にしながら、陰核についたアリを、アリクイの舌が舐めとった。
(やだ、やだやだやだ気持ち悪い。助けて、助けてぇ)
純粋な嫌悪感が積み重なって普段は強気なはなびも思わず助けを求めてしまう。
その声を聞き届けるものは、二人。
(ああ、任せろはなび)
(みなもも、代わります!)
アグニとティアが、あまりにもいやらしい仕打ちを受ける少女たちに代わり体の意識の舵をとる、
「な、なにごとです!?」
「まさか、神人格!?」
「その通りだ。よくも私の相棒を嬲ってくれたな」
「右に同じくです」
アリクイが感じたのは、神の圧倒的な怒りの感情。
「ま、待て話せばわか……」
聞くに堪えない。
アグニの槍が、一匹のアリクイを切り裂く。
ティアのハンマーがまたアリクイを叩き潰す。
触れてはならない一線を越えたアリクイ魔物は、神罰を受けたのだ。
「ひ、ひどい目にあった」
「さすがのみなもちゃんも、さすがにあれはむりー」
「ぱんぱかぱーん。降神姫の4人方こんにちは。うーちゃんことウロボロスだよ。3つ目の世界のボスも倒しちゃうなんてすごい! 次は最後、ひゅーどろどろ! 霊の世界。次回、降神姫たちは四天王最後の一角を打ち倒しチャンピオンウロボロスに挑めるのか! 乞うご期待!」
またふざけた態度のウロボロス。
そのアニメの次回予告のような口上を聞いて、降神姫4人は砂の世界を後にした。
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