バーチャルゲーム3 石蛇
最も先行するのはソルライト。
そんなソルライトの前にも敵が現れる。
姿は巨大な蛇。
「どこかで見たような……」
ソルライトは既視感を覚えながら、拳を構える。
「きしゃああ!!」
巨大蛇が襲い掛かった。
「てやぁぁぁぁ!!」
シンプルな右ストレートが、巨大蛇の頭を射抜く。
「ぎぃぃぃぃぃぃ!」
手甲による一撃は、かなりのダメージを巨大蛇に与えているようだ。
「そこ!」
今度はかかと落としの体勢に入るソルライト。
振り下ろされた金属ブーツのかかとが、巨大蛇に突き刺さる。
「ぎゃぎいいいい!」
たまらず巨大蛇が後ろに頭を向けて、逃走を開始する。
「逃がさないよ!」
蛇を追うソルライト。
しかしそれは巨大蛇の罠だった。
「しゃああ!」
巨大蛇の口から、液体が勢いよく噴射される。
「うわっ!?」
ソルライトはそれを右手の手甲で受け止める。
すると、瞬く間に手甲が石とかして固まった。
「そんな、石にする毒!?」
「ぎしゃあ!!」
「うわぁぁぁ!!」
さらに範囲を増した石化液が、ソルライトに降りかかる。
「う、動けない……あぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
手足を固められて身動きができないソルライトに蛇がまきつき、そして首筋にかみついた。
蛇の牙にも毒は含まれていた。
それも液体と同じ石化毒だ。
「だ、ダメ。わたし、石になっちゃう……」
徐々に浸食していく石化にソルライトの心を恐怖が蝕む。
そこへ。
「させるかぁぁぁぁ!」
ソルライトの身体に巻き付く蛇の頭に、槍の一閃。
はなびの槍が、ソルライトは傷つけず蛇だけを退けた。
「アグニさん!」
そして、元となる蛇が倒れたことで、ソルライトの石化も解除され、その身は拘束から解き放たれた。
「ありがとうございます! アグニさん!」
「さっきこっちも助けてもらったしね。お互い様ってやつよ」
「でも、ありがとうございます!」
「うっ、相変わらずまぶしい。っと」
「はなび、ソルー」
「ソル、アグニさん!」
キラキラしたソルライトに気圧されるはなびという構図に、無表情組のルクスルナとみなもも合流。
4人は先を急いだ。
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